サウルは、主に背いた罪のため、主の言葉を守らず、かえって口寄せに伺いを立てたために死んだ。
(歴代誌上10:13)
サウルは王に召された最初の頃、神さまの御前に謙虚で誠実な者でした。
けれども時を経て彼の心と態度が変わってしまったことが、ここにその死の要因として語られています。
神に選ばれたイスラエルだから、神に召された王だから、…だから決して間違えない、過ちを犯さない…、というのではありません。
神を求めようとしなくなった心のありさまを、自分自身の信仰の歩みと心に照らして学びましょう。続きにこうあります。
彼は主に尋ねようとしなかったために、主は彼を殺し、覆いをエッサイの子ダビデに渡された。(:14)
ダビデも過ちを犯しました。けれども、そこから熱心になって悔い改めて神さまを求めました。
わたしたちの中に気づきがあれば、そこから熱心に神に立ち返ることを忘れないでいたいのです。
- 祈り 主よ、わたしの心をよくご存じの神よ、わたしの背きの罪を許してください。あなたの前に立ち返り、心からあなたを求め、あなたの語られる御声に耳を傾けます。どうか聞かせてください。そして私をいやし祝福してください。