カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。「断然上っていくべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」
(民数記13:30)
12人の各部族の指導者たちが、カナンの地の偵察に遣わされました。
そのうちのカレブの言葉です。
彼の言葉の背景には、モーセに語られていた神の言葉がありました。
主はモーセに言われた。「人を遣わして、わたしがイスラエルの人々に与えようとしているカナンの土地を偵察させなさい…」(:1)
一方、同じ場所に遣わされた他の人たち(おそらくヨシュアを除く)は、「反対した」とあります。(:31参照)
同じ事情を見て、神信頼に立つか、自分の経験や判断に立つか、という今日のわたしたちにも通じる判断と行動の基準に問いかける事例として取り上げられます。
しばしば反対する人たちの声が多くなる。そういう人たちは民意を味方につけるために、”悪い情報を流す”ことさえあります。(:32参照)
神信頼と、多数決が相反するようなとき、あなたはどうしますか?
「カレブは民を静め」とあります。落ち着いて神の言葉を想い、神さま信頼という目線から見えた物事を語る者でありたいと心から願います。
- 祈り 主よ、わたしが心を静めてあなたの御言葉に耳を傾ける者となることができますように。目に見え、耳に聞こえるありさま以上に、神さまが何を約束してくださっておられるかに心を向ける者とならせてください。わたしはあなたを信頼して、あなた由来の幸いを得たいと願っています。どうか導いてください。