今日、わたしはあなたの群れを全部見回って、その中から、ぶちとまだらの羊をすべてと羊の中で黒みがかったものをすべて、それからまだらとぶちの山羊を取り出しておきますから、それをわたしの報酬にしてください。
(創世記30:32)。

ヤコブは義父のラバンのもとで二十年働きました。その間ヤコブはたくさんの子供に恵まれました。また、ヤコブがいっしょに働くようになって、ラバンの家畜は増えました。
そんなヤコブは故郷へ帰る了解を得るため、ラバンに対して明らかに自分には不利な財産分与の条件を出しました。しかし、その知恵によってヤコブは豊かにされた、それがこの物語です。
ヤコブの才覚もありますが、すべて神の御手の中にありました。そののちに態度がひどくなったラバンのもとから故郷に帰るように、との神の言葉を聞くようになるのです。
それは神さまのタイミングでもあったのです。
わたしたちの人生は思い通りにならないこともある、感じますが、祈りの中で御言葉に聞きつつ歩みましょう。神さまがすべてを導いてくださると信じて忍耐を働かせながら歩みぬくことです。そこに一人一人の”神さまが共にいる”物語が紡がれます。
だから、なんら欠点のない、完全な、でき上がった人となるように、その忍耐力を十分に働かせるがよい。(ヤコブ1:4)
- 祈り 神さま、あなたはすべての状況を益と変えることのできるお方です。ただあなたと共にある歩みから離れない者としてください。

