わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。
(ヤコブの手紙1:2)
聖書は、繰り返し「試練」について語り、信仰者がその中を通って忍耐を学び、信仰が成長することが語られています。
ただ「いろいろな試練に出会うとき」とあるのが、望まない、また予測もしなかった試練も含むことを思わされます。
スポーツや研究、さまざまな分野で自分が目指す結果が得られるまで、自分を鍛錬して行きます。その中でケガや事故、また思わぬ障害に出くわすことがあります。
それが自分が目指す結果に近づくための経験になれば幸いですが、むしろ道を変えねばならない、生き方を変えなければならないという障害もあります。それが「いろいろな試練」です。
わたしたち信仰者もまたそういう試練と葛藤を経ることがあります。一番の悩みは、自分の思ったようにならないという挫折かもしれません。それは暗闇にさえ思えます。
けれどもそこにも神さまのご計画があることを信じることです。神さまは、わたしたちを愛して、わたしたちにふさわしい大切な道をすでに備えてくださっています。
だからここで言われるのです。「この上ない喜びと思いなさい」と。
- 祈り 主よ、わたしの心をやわらげ、あなたの道に心を開き、そのご計画に道を譲る者としてください。あなたのなさることのすばらしさを知ることができますように。