「ただ、主に背いてはならない。あなたたちは、そこの住民を恐れてはならない。彼らは我々の餌食にすぎない。彼らを守るものは離れ去り、主が我々と共におられる。彼らを恐れてはならない。」
(民数記14:9)
神さまがくださると約束されたカナンの地への偵察した人たちの多くが恐れを抱き、否定的な情報を広げました。「いや、あの民に向かって上っていくのは不可能だ。彼らはわれわれよりも強い」と。
大勢の人々はそれを聞いて、モーセとアロンに嘆きと不満をぶつけました。
さてこの民の思いや判断、そして反応は、普通に考えたら間違いはありません。
もしそれが神さまの言葉を聞いていなかったならば…です。
彼らは聞いていました。しかし彼らはそれを受け入れず逆らったのです。
同じくカナンの地を偵察したヨシュアとカレブは、同じところを見てきて、正反対のことを語りだしました。「…主が我々と共におられる。彼らを恐れてはならない」と。
聖書は、無謀であれと言っているのではありません。「神さまに信頼せよ」と語ります。
そしてその言葉に聞き従うことをわたしたちに促します。
はたしてわたしたちは、神さまの言葉に心が開かれているでしょうか? 神さまに信頼を寄せて聴くことができているでしょうか? 聴く心があるでしょうか?
- 祈り 「主に背いてはならない」という信仰者にとって当たり前のことにさえ、わたしたちの心が塞がれていることはないだろうか?そのことを思わされます。どうかわたしの心をやわらげ、あなたの御言葉に聴く心を与え、従う者としてください。