話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
(ルカによる福音書5:4-5)
シモン(ペテロ)たちを弟子へと召命するに至る出来事です。
彼らがこの直後経験した奇跡は癒しや悪霊の追い出しではなく、彼らの専門分野での出来事でした。
プロである自分たちの経験とスキルで獲れなかった魚が、イエスさまに従うと大漁となったのです。
「しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」。
このシモンの信仰の応答を、わたしたちも心に、そして口に置きましょう。
イエスさまが「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われるに相当する経験、をわたしたちはします。それに応答しない理由や経験がいくらたくさんあっても、「しかしお言葉ですから」と応えることができれば感謝です。
注意すべきは、聞き流すと、だんだん聞こえなくなってしまうことです。
「だから、聖霊がこう言われるとおりです。『今日、あなたたちが神の声を聞くなら、荒れ野で試練を受けたころ、神に反抗したときのように、心をかたくなにしてはならない。』」(へブル3:7-8)
- 祈り 主よ、あなたのみ声を聞き、また信仰によって従う者としてください。「しかし、お言葉ですから」と聞き従うものとなりたいのです。