「…イスラエルの栄光である神は、偽ったり気が変わったりすることのない方だ。この方は人間のように気が変わることはない。」
(サムエル記上15:29)
一国の王、神の民のリーダーであるサウル王は過ちを犯しました。彼は、神の言葉を退けて、自分に都合の良い”正しさ”に従って行動したのです。
預言者サムエルは彼に向かい「何故あなたは、主の御声に聞き従わず、…主の目に悪とされることを行ったのか」と嘆き、彼から王位から取り去られることを告げます。
世の中の標準や正しいと言われること、自分にとっての都合や正しさの判断。それらが少し時間をおくと変わりうる不安定なものだと知ることは大切です。
人は自分たちの都合の良いように、自分たちに寄せて「正しさ」の標準を変えてしまうからです。
今の時代を生きるわたしたちは、だからこそ、神の大きな恵みの中で気づきとゆるしが必要だとわかります。
「覆水盆に返らず」は、だれもが知る、古(いにしえ)からの経験が生んだ大切なことわざです。
一方でイエス・キリストのゆるしを受け取るわたしたちは、神が、そんな私たちを癒し、新しくしてくださることを経験できます。
わたしたちはこの御子(イエス・キリスト)において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。(エペソ1:7)
だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。(2コリント5:17)
- 祈り 主なる神さま。あなたはわたしの過ちと悩みをよくご存じです。過去から今に至るまでも、あなたに背を向けてきました。 今、イエス・キリストのゆるしと救いを受け取り、恵みの中に生きる者としてください。あなたの御言葉をすなおに聴き取り、信頼して従うことができますように、導いてください。