めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。
(ピリピ人への手紙2:4)
”自分のことだけで手がいっぱい、他人のことまでかまっていられない。”
時に、その自分の気持ちを、自分のしんどさや不安、悩みにずっと向けつづけていて、なかなかそこから脱することができないでいることはないでしょうか。
考えることはいつも自分。そこで心はこわばり、むしろ孤独が募ることさえあります。
しずかに「他人のことに注意を払う」ことを通して、凝り固まった自分の心と緊張から解放される。そして他人を気遣い、共にいることのできる慰めや喜びを経験できます。
神さまは、人をそんな風にお造りになっています。
キリストの歩みは、そういう”人”の本来のありさまを再発見させてくださるものでもあります。
この直後の聖句に目を留めましょう。
:5) 互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。
あらためて聖書を通して、キリストの歩みと思いに心を向けて生きましょう。
- 祈り 主イエスさま、あなたがわたしたちのことをどれほど愛し、気遣ってくださっていたかを思います。それはいやいやではなく、喜んでおられるお姿です。わたしの心のこわばりを解きほぐし、ほかの人にも気遣う心と歩みへと導いてください。あなたの思いをわたしにも与えてください。