「告白を神へのいけにえとしてささげ いと高き神に満願の献げ物をせよ。それから、わたしを呼ぶがよい。苦難の日、わたしはお前を救おう。そのことによって、お前はわたしの栄光を輝かすであろう。」
(詩篇50:14-15)
「苦難の日、わたしはお前を救おう」とは、神さまの気持ちの詰まったことばです。
ある本に、かつてのマフィアの一員とから救われた黒人牧師の体験談が紹介されていました。
ある夜、絶体絶命の状況で、銃を握りしめながら、彼は祈ったそうです。
「イエスよ、俺を助けてくれないか?」彼は小声で言った。「もしこの身を捧げると約束したら、今夜の俺を助けてくれるか?」…。
これまでさんざん悪事を重ねてきたのにまだ祈ることが許されるなら、今度こそ真の祈りに近づけそうだった。「頼む、イエス、俺の声を聞いてくれ、お願いだ……」
そうしてその夜、神は彼の祈りに応えて、信じられないほど静かな夜をくださいました。
この経験をきっかけに彼は変えられ、生涯、神に仕える道を歩み始めたのです。
「そのことによって、お前はわたしの栄光を輝かすであろう」とある通りです。
「苦しい時の神だのみ」みたいでダメでしょう?と言われそうですが、神さまはそうではありません。
神さまは、まごころから立ち返る者に応えてくださいます。それが神さまの御心です。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしは自分勝手で、しばしば「苦しい時の神頼み」のような祈りを重ね、それなのにあなたは私に応えて下さました。今、あなたに立ち帰ります。どうかわたしを用いてください。