「…このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」
(エステル記4:16後半)
ペルシャ王の支配の中、ユダヤ人でありながら王妃となったエステルの物語です。
お読みしたのは、高官ハマンのユダヤ人抹殺計画を、おじであるモルデカイに伝えたエステルの言葉です。
彼女は、この節の前半部分では、
「早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、わたしのために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。わたしも女官たちと共に、同じように断食します」とあります。
彼女は、その行動を起こすために、ほかのユダヤ人たちと共に神に目を向け祈ることを大切にしました。神さまの助けを必要としていたからです。
どんなに勇気ある行動も、神さまの御助けがなければ何事も無しえない。
それは、今日の信仰者のわたしたちにとっても真実です。
逆に、神さまに頼りきるなら、その命を懸けた行動の中でも、神さまが最善をなさるから大丈夫という覚悟が生まれます。
- 祈り 主よ、わたしたちが困難や悩みに直面する時、あなたに目を向ける者としてください。私自身、そしてまた信仰の友に呼びかけて共に、主を見上げて御助けを呼び求める者としてください。