あなたは天からシナイの山に降って彼らと語り 正しい法、真実の律法 優れた掟と戒めを授け あなたの聖なる安息日を布告し 僕(しもべ)モーセによって 戒めと掟と律法を授けられた。
(ネヘミヤ記9:13-14)
長い捕囚の苦しみを経て、不思議な神さまの御手でエルサレムの再建を経験した民の祈りです。
その民は、先祖が経験した出エジプト後の荒野での経験を思い起こし、自らを重ね、自戒の思いを込めた祈りをささげました。
神は、昔も今も変わらず、自分たちに向けて真実な方である…ということを告白します。
そして 自分たちが、その真実に応えて生きることができるように律法が与えられていることを思い起こしているのです。
彼らにとってそれは、ただの思い出ではなく、今を再建するために必要な記憶の告白でした。
皆さんは、神さまの真実を風化させていはいませんか?
遠い昔の、「そんなことあったよな~」程度のものにしていませんか?
神さまは今も真実です。神さまは、わたしたちが立ち帰ってこの恵みにこたえて生きる者となるよう願っています。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしは忘れやすく、感動も、感覚も鈍くなりやすい者です。聖書が記す信仰者の記憶に目を留め、また自らが受けてきた恵みの記憶に心を留めて、あなたに立ち帰り、あなたと共に生きる者とならせてください。