ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
(創世記19:26)
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その罪のゆえに滅びを招いたソドムとゴモラの町。その町を脱出するようにとの命令が、「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない」(:17)でした。
しかし、ロトの妻は、後ろを振り向いてしまった。なぜ?、いろいろと想像や解説がなされることがあります。「町に未練があった?」「滅ぶようすが気になった」「後ろで響く轟音に思わず振り返った」などなど。
ひとこと言えることは、その一瞬、神さまの命じられた言葉よりも、これまでこれまで生きてきた道に心がひかれということです。
わたしたちの心をひくものや、目をふさぐものがあるとき、み言葉が塞がれる経験はないでしょうか? それは一瞬の出来事ですが、そうして失うものがあってはならない、そのことに気づくことは大切です。
イエスさまはやがて来る患難の時を予見してここを引用しています。
ルカ17:31-32 その日には…あとにもどるな。ロトの妻のことを思い出しなさい。
普段から、イエスさまとその言葉に心を満たしていただき、霊的な備えとしておきたいですね。
- 祈り 主よ、わたしの心を清めてください。歩むべき道、目を向けるべき方に、しっかり心を定めて向くことができますように、どうか導いてください。