すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある」。(マタイによる福音書4:10)
イエスさまが宣教の歩みを始める直前に受けられた荒野でのサタンの試みでした。その内容は、悪魔がこの世のすべての国々と繁栄を見せて、「もしひれ伏してわたしを拝むなら、これをみな与えよう」というものでした(:8-9)
サタンが神さまへの思いと礼拝から引き離す具体的な誘惑の内容が記されています。それらの繁栄への欲望によって視界と思いが覆われると、神さまが見えなくなります。
自分にとって何がかけがえのないものかわかるということ。それを純粋に大切にすることが、わたしたちの生きざまと永遠を決めます。イエスさまの言葉を反芻することで、自分の中の不純が探られます。
- 祈り 主よ、わたしの心を探り、気づきを与えてください。もしあなたから目をそらし、いつの間にかサタンの惑わしに心を奪われているときには、柔らかな心を与え悔い改めへと導いてください。まずあなたを礼拝し、あなたに仕えることを大切にできますように。