何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。
(ピリピ人への手紙2:3-4)
心へりくだってほかの人を自分よりも優れた人として敬意を払い、また配慮することは大切なことです。
そのためには、自分の弱さや足りなさを心から認めることです。
たとえ何かを成し遂げたことがあっても、そこには必ず神さまとほかの他人の助けがあったことに気づくことが大切です。
昔、仲間内で「謙遜傲慢」という言葉をよく使ったことがあります。
謙遜にふるまう自分のありさまが、実は表面上のことだけではないか、その陰にまだ自分がどれだけ自己自慢におぼれていることはないだろうか…と気づかせる言葉でした。
上の聖句にある「へりくだって」という姿を心にしっかり刻み込む者でありたいと願います。
- 祈り 主よ、あなたはわたしの心にある傲慢さをよくご存じです。どうかわたしに気づきを与え、へりくだって、周囲の人を知ることができますように導いてください。