ほかの福音といっても、もう一つの別の福音があるわけではなく、ある人々があなたがたを惑わし、キリストの福音を覆そうとしているに過ぎないのです。(ガラテヤ人への手紙1:7)
聖書に預言された終末に起こる事柄として、「にせ預言者や信仰的妥協が教会の中で増加する」とあります。
それは、神がキリストを通して下さった福音を、時代や周囲、自分たちの感覚に合わせたうけいれやすいものするということが起こってしまうということです。
当時のユダヤ人たちにとって、旧来のユダヤ的慣習を持ち込み、割礼、律法厳守、日の聖別などを救いの条件にして、自分たちに近い自分たち好みの福音につくりかえようとしていました。それが「ほかの福音」と言われているものです。
しかし聖書は、「キリストのほかにはない」ことを語ります。そしてこの地上で生きている間にキリストを信じる者は、どんな人でも救われると語ります。
どんな時代や雰囲気の中でも、自分の正しさや方法ではなく、神がキリストを通して現された本物の福音にこそ身を寄せることが何よりも大切なのです。
- 祈り 主なる神さま、あなたの福音こそがわたしの救いであることを心から感謝します。この福音を信じ、この福音に生き、この福音を宣べ伝える者としてください。