あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。
(マタイによる福音書28:6)
イエスさまが葬られた墓での、神の御使いからの語り掛けです。
「あの方はここにはおられない」と。
イエスさまが語られていた言葉。けれども弟子たちも含めだれにも信じられていなかった。しかし語られていた、だからそれは”成就した、という事実”として、そこで知らされているのです。
「かねて言われていたとおり、復活なさったのだ」と。
イエスさまの復活は、死にも勝利をおさめられた事実を示し、この方の言葉は必ず成就するということを表しています。
だから、クリスチャンは信じています。信じて従い、生きることが信仰生活です。
のちの使徒パウロはイザヤの言葉を引用してこう語りました。
ローマ10:16 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。
その上でさらに語ります。
ローマ10:17 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。
キリストの言葉は、神ご自身の手で、そして神の定めた時に必ず成ります。ですからまず聖書を通してその御言葉を聞き、信じる心をいただくことが大切です。
- 祈り 主よ、あなたは語られました。そしてあなたはそれを成就してくださることをあの復活の出来事で見ました。それは単なる奇跡ではなく、あなたが福音を完成されたことをの証しです。主の御言葉が成就することのすばらしさをもっと知る者としてください。