「…定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」
(エステル記4:16)
ペルシャ王国の大臣ハマンのモルデカイに対する個人的な憎しみが、王をそそのかして国内にいる全ユダヤ人の殺害の勅令を発布させる事態となりました。
それを防ぐ最後の手段、それがエステルの直訴。しかしそれは掟に反する命がけの事柄だったのです。そこで決断した彼女の言葉です。
「このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」
同胞の救いのために、死をも覚悟するその姿は、わたしたちすべての人のために命をも捨てられたイエス・キリストに通じるものです。
そして聖書はこのようにわたしたちに語ります。聞きましょう。
2コリント5:15 その一人の方(イエス・キリスト)はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。
- 祈り イエスさま、あなたは命をも捨ててわたしたちを救ってくださいました。あなたの愛と思い、またエステルの思いに遠く及ばないでいる、わたしの心にふれてください。わたしのいのちと歩みが、あなたのご計画の中で、だれかの救いのために用いられますように、祝福してください。