主は彼の前を通り過ぎて宣言された。「主、主、憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者。」
(出エジプト記34:6-7)

神が、モーセに対して、ご自分のことをどのように示されたか、その言葉に表されています。
しばしば私たちは、この言葉の前半よりも後半に目が奪われてしまいがちではないか、問われます。神に対する健全な畏(おそ)れは、神に立ち帰る心に結ばれるはずだからです。
わたしたちがちゃんと耳を傾けるべきは前半です。神がいかに恵み深く、忍耐深く、赦しをもってわたしたちを見ていてくださるか…を、知らなければなりません。
のちのイザヤもまた、そのことを語ります。
主に立ち帰るならば、主は憐れんでくださる。わたしたちの神に立ち帰るならば 豊かに赦してくださる。(イザヤ55:7)
- 祈り 恵みと慈しみに富む、わたしたちの主よ。わたしたちの周囲の雰囲気は、わたしたちが神さまに立ち帰ることをさまたげます。あなたに対して恐れや誤解をもたらします。どうか、過ちがある時、気づいてあなたに立ち帰り、あなたの赦しをいただいてあなたをあがめることができるよう、導いてください。