主なる神は人に命じて言われた。「園のすべての木から取って食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」
(創世記2:16-17)

これを食べると、人間の世界に「死」が入り込むと警告された神の言葉です。
今、「死」は現実にだれもが直面することですが、人のはじまりは違いました。その起源が今日の箇所です。
いくつかの理解を紹介できますが、ここではリビングバイブル訳で見ておきます。
「…それを食べると、正しいことと間違ったこと、良いことと悪いことについて、自分勝手な判断を下すようになるからだ。それを食べたら、あなたは必ず死ぬ。」
毒ではなく、本来は良い物です。けれども人がそれを口にすることで神にから目を背けるようになり、また、自分と人の善悪に翻弄され押しつぶされるようになります。その苦しみがいかに深刻か、気づかないでいることもあります。
そんなわたしたちのために、いのちの主であるイエスさまは来てくださったのです。
-祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしは何でも自分でできる、自分だけでわかる、という風に、神さまに背を向け続けてきた者です。でも違いました。まずあなたに向き直り、キリストにある赦しの中で、あなたから聞くことのできる者としてください。あのアダムとエバの過ちから、わたしを守ってください。

