彼(アハブ)は、ネバトの子ヤラブアムの罪を繰り返すだけでは満足せず、シドン人の王エトバアルの娘イゼベルを妻に迎え、進んでバアルに仕え、これにひれ伏した。
(列王記上16:31)
聖書は、過去のイスラエルの王たちのなしたことを、神さまが見ておられる視点で、はっきりと評価し伝えます。
それは今の時代のさまざまな国のリーダー、そしてわたしたちをも神さまが見ておられることの証しです。
イスラエルの王となりながら、進んで罪の道を歩み、罪を重ねる。進んで偶像を礼拝し、これにひれ伏す。
その国は、一般的な評価からすれば、繁栄しました。
しかし、その道徳的・霊的腐敗は他の王の時代に類を見ないまでに至っています。
なぜそこまでする? それを”罪を繰り返すだけでは満足しない”人の心の闇として記します。
どんな繁栄がそこにあっても、神さまがそのすべてを見ておられることを忘れてはなりません。
- 祈り 主よ、まずわたしの心と思いをきよめてください。罪を犯して繁栄を求めようとする誘惑がわたしたちの周囲にはあります。どうかわたしが、あなたの思いをいだいて生き抜くための力と思いを与えて下さい。