そうです。兄弟よ、主によって、あなたから喜ばせてもらいたい。キリストによって、わたしの心を元気づけてください。
(ピレモンへの手紙 :20)
コロサイの信徒ピレモンのところからの逃亡奴隷オネシモは、パウロのもとで救われたのち獄中にあったパウロにとってとても大切な存在となっていました。
そのオネシモをピレモンに返す際に、パウロは強い思いをもって執り成しているのです。
奴隷としてでなく、キリストにある友、家族として愛され大切にされているありさまが、どれほどのものかがわかります。
そしてパウロにとって、パウロに導かれて救われたピレモンもまた大切な信仰の家族でした。
クリスチャンはお互い、主の赦しと救いを受けて、神の子ども、神の家族とされています。 強制されてではなく、お互いがどれほど愛され救われているかを喜び合うという特別な祝福の中に入れていただいていることがとてもよくわかるのです。
わたしの救い、あの人の救い、そしてあなたの救いどれも神の深い愛の覆いに包まれて結ばれていることを思いめぐらす者となれますね。
- 祈り 主よ、わたしもまたあなたの愛によって、赦しと救いににあずかり神の子とされています。教会、わたしの家族もまたそうです。どうかあなたの愛の中でお互いを思う心を深めてください。