主はこう言われる。泣きやむがよい。目から涙をぬぐいなさい。あなたの苦しみは報いられる、と主は言われる。息子たちは敵の国から帰って来る。
(エレミヤ書31:16)
長いバビロン捕囚の苦しみの後の帰還が語られています。
罪のゆえに散らされた彼らが、神の手によって戻されるのです。
そのすべては神さまの憐れみであり、わざだと表現されています。
繰り返してこの御言葉を読むとき気づかされます。わたしたちは苦難の中に放置されて終わりではない。神さまは、わたしたちの苦しみを見ていてくださり、知っていてくださり、そして時至って、その憐れみをもって報いてくださるのだと。
罪を犯したその結果だからしょうがない、で終わらない。神さまはその苦しみを心から憐れんでくださる方です。
それはイエスさまがこの地上の生涯の末、十字架で、人の罪ゆえの苦しみ、悩み、痛み、病、裏切りや、悲しみのすべてを味わい死んでくださったことにあらわされています。
この方が、「泣きやむがよい、目から涙をぬぐいなさい」と語りかけていてくださるのです。この言葉をアーメンと受け取りましょう。
- 祈り 神さま、あなたの真実な憐れみのゆえに心から感謝します。今の苦しみや孤独さえも、あなたはよくご存じでいてくださり、また報いてくださることを信じます。